レビューに書く言葉が全く思い浮かんでこない映画とたまに出会う。そして大体そういう作品は偏に 面白かった とは言えない作品で、今作も正にそれ。
齢を感じさせないトム・クルーズのアクションとコミカルな二枚目演技。
エジプト女王を完璧と言える程のルックスで演じたソフィア・ブテラ。
そして何より、ダークユニバースという一大シリーズの第1作目であるという事。
これらの面白い要素があるにも関わらず、素直に楽しめなかったというのが正直な感想。
トム演じるニックのキャラ立てがガバガバ過ぎて最後のオチに納得いかなかった事。セト神復活を目論む理由がわからなかった事。締め方がありきたり且つ展開の仕方にドキドキできなかった事。が理由かな。
けどそれでも高揚するシーンはいくつかあって、
序盤の飛行機落下アクションやゾンビのような動きをするアマネットとミイラ、アマネットがロンドンに砂嵐を巻き起こすシーン、そして、いつものUNIVERSALのロゴが反転し、DARK UNIVERSEのロゴに変わるシーン。
これらのシーンは画面から目が離せなかった。
そこら辺の娯楽映画と比較すれば文句無く面白い域には入るが、ダークユニバースという個人的に期待せざるを得ないシリーズの第一弾としてはもっと高みを目指せたのでは、と思わざるを得ない。
さて、ダークユニバースの次回作は2019年。色々心配。。長すぎるよ。。