かっこ

ザ・マミー/呪われた砂漠の王女のかっこのレビュー・感想・評価

3.0
そろそろ劇場での上映は終了かな?というところで慌てて鑑賞。
ダーク・ユニバースの第1作ということで、これは鑑賞しなきゃ、と。

「ミイラ再生」→「ハムナプトラ」→「ザ・マミー」というリブートの系譜がチラシなんかでも謳われていて、
ハムナプトラ的な壮大な物語を期待していたのですが…。
物語、映像としてはハムナプトラと比較すると小さくまとまってる印象。
アマネットもあっさりと捕まっちゃうし、敵としては怖さが無くて緊張感が薄い。
怖さがない分、捕まって身をよじる姿とか、男の口から生気を吸い取る様とか、セテパイたるニックを追い求める姿とか、ただのエロいおねーちゃんと化してる。
アマネットがあっさり「プロディジウム」に捕まったおかげで、舞台がプロディジウム内部とかトンネル内部とか小さくまとまってしまったのが惜しい。
一応タイトル上主役のミイラたちも、終盤で増殖したものの、見せ場はトンネル等の狭い空間のみで迫力に欠けた。
物語の展開としても、今後のダーク・ユニバースの中心となる「プロディジウム」の宣伝?が多くてまとまりに欠けるかな、と。
あと、呪われたニックが見る幻覚が毎回同じシーンでくどい!

「プロディジウム」の初出ということで、物語、演出との絡ませ方からいまひとつに思ってしまう点も多かったけれど、
トム・クルーズの体当たりアクションは健在だし、アクションシーンは派手で迫力もあった。
もしトム・クルーズじゃなかったらこの映画ちょっと…となるかも、な位映画の見せ場を担ってる。
ハムナプトラオマージュ(砂嵐が顔になったり、死者の書がチラっと出てきたり!)も興奮させてもらいました。
物語としても、結末はなかなか予想外で裏切られたしグッド。
今後もニック(と相棒)が絡んできそうな終わり方に、ワクワクさせられました。
ダーク・ユニバースに期待です。
かっこ

かっこ