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ザ・マミー/呪われた砂漠の王女のohassyのレビュー・感想・評価

3.0
80〜90年代にハリウッド映画で育った僕は、言い換えればトムが育ての親だということ。
「トップガン」は映画館でこそ観なかったものの、浸透し始めたレンタルビデオ店で何度も借り、テレビオンエアされた後は録画したVHSテープが擦り切れた。
その後のトム作品はほぼ映画館で観ているはずだ。と思って今wikiで確認したら、「ロックオブエイジズ」という映画は観ていないけれど、その他はほぼ劇場で観ているっぽい。トロピックサンダーもちゃんと観てるから、トム信者の中でもかなり優秀な方だと思う。

トムの何がいいかと言われても好きだとしか言いようがないけれど、映画に求められがちなキャラクターやストーリー性、芸術性などを軽く超越しているのが彼のすごいところだ。マーベルやDCなどのヒーロー物が流行っているけれど、トムはそんな役をもらう必要もなくすでにヒーローなのだ。

この映画でもやはりトムはトムとしてヒーローである、役は正直どうでもいい。「MIシリーズ」ほどスマート過ぎない、「オールユーニードイズキル」のような軽快なダメさ加減とユーモアのあるちょうどいいキャラ。まあでもちゃんと強いけど。

このダークユニバースシリーズは、この後もジョニーデップやハビエルバルデムがキャスティングされていたりして相当なプロジェクトみたいだけれど、今回の終わり方を見ると、ジキル&ハイド役としてシリーズの狂言回しを担うラッセルクロウだけじゃなくて、トムも同じキャラクターとしてちょいちょい登場するのではないかと期待せずにはいられない。
マミーは片付けた、次はフランケンシュタインだ!みたいな。
モンスター映画のリメイクシリーズというだけでない、いわばマーベルやDCのような、キャラクターが入り乱れるシリーズにしようとしていると。

ところでラストシーンが、まんま「ダークナイト」でした。
あとアマネットのおデコにずっと「ムニメ」って書いてあって、気になって仕方がなかったです。
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