PANDADA

ザ・マミー/呪われた砂漠の王女のPANDADAのレビュー・感想・評価

2.0
「ミイラ再生(1932年公開)」のリブート作品。

元王位継承者のアマネット王女は、父と弟、義母を殺害し、邪神セトを呼び起こし世界を支配しようとしたが、捕まり、生きたままミイラにされ封印された。
ニックとクリスの2人は偶然にもイラクでアマネットが封印された墓を掘り起こしてしまう。そしてクリスは死人となり、ニックは呪われる。蘇るアマネット。果たしてニックはアマネットの恐ろしき野望を止めることはできるのか、、みたいなお話。

「ミイラ再生」のリブート作品だと、「ハムナプトラ(1999年公開)」が有名ですが、正直そっちの方が面白いですm(_ _)m。。

なんかスケールがちっちゃいんですよね。
VFXというか、CGもあんまり迫力ないし。
「冒険譚」という感じが全くしないんです。

ストーリーも先が丸々読めてしまう、よく言えばストレートな、悪く言えば捻りのない脚本で、ラッセル・クロウに二重人格のキャラを当ててるのに、ほとんど活かせてない。
笑える場面もほとんどないし、「ああ、『ハムナプトラ」って面白かったなぁ」とついつい思い出してしまうくらい。

主演はトム・クルーズですが、だいぶ年取りましたよね。こういうキャラをいつまでも演じるのはキツイんじゃないかなぁ。

それとは反対に、ソフィア・ブテラはお見事。
妖艶かつエキゾチックな雰囲気でアマネットを熱演していて、そこだけは一観の価値ありです。

名作「ハムナプトラ」と比べると、いろいろと残念なリブート作品。
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