AITERADA

おんなのこきらいのAITERADAのネタバレレビュー・内容・結末

おんなのこきらい(2014年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

女の子のホントんとこをギュッと詰め込んだ映画。圧巻。共感、感情移入。
誇張的存在ではあるけど、キリコちゃん昔の私だ!ってなった。笑
発言ひとつひとつが超共感。(イヤな女笑)
そう思う女の子多いと思う。

そうそう、男も当然カーストがあってさ。①バーテンの彼みたいに、大して好きでもないくせに、面倒と思いつつ、都合よく女を搾取するクソな男とさ。
②弱ってる時狙ってハイエナみたいに寄ってきて、あわよくば”可愛い子とやりたい”だけのしょうもないゲス野郎とさ。
そこらへんは論外だけど。
③その女の子の内面のドロっとした部分もマルっと受け止めて、そこも可愛いって言ってくれる素敵な男性にはさ、だいたいもう女がいるんだよね。
好きな男に愛されたい。ただそれだけのこと、その愛を享受するのは女の戦争である。
そのライバルの女が、さやかみたく、「私そこそこの可愛さで警戒されないし結局みんな自分みたいなのが好きみたいでぇ〜結構モテるんです」的隠れビッチな、ただ全てが並のしょうもない女なら、クソブスが!あの男も見る目ないな!て吐き捨てられるんだけど、
見た目は普通だとしても(綺麗なら尚更)人間的に圧倒的にできてる女性が相手だと知った時の、惨めさと言ったら。
(偏った食生活してて他人の愛し方もまだわかり始めたばかりの自分が、料理もできて、余裕もあって、自分の男を好きな女の事まで思いやれてしまうような女が相手とわかったらそりゃあ自暴自棄になる)

それを全て乗り越えて、惨めで性格ブスで、どうしょうもない何もない自分を愛せるようになった時、はじめて他人と愛し愛されるようになるのよね。
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