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ジェイン・オースティン 秘められた恋のtaruponのレビュー・感想・評価

4.1
邦題は、「ジェイン・オースティン 秘められた恋」。この「秘められた恋」の物語としてみたら、3.7くらいかな。でも、現題の「Becoming Jane」としてみると4.0、ジェイン・オースティンファンとして、もうみていてワクワクしてくるその気持ち、DVDの特典映像で監督、主演のアン・ハサウエイ、さらにはジェイン・オースティンセンター的なところの方等等がこの映画とジェイン・オースティンについて熱く語るインタビュー等があるところが0.1プラスαというところでしょうか(笑)
アン・ハサウエイのジェインはきれいですごく魅力的。結ばれない相手のルフロイを演じたジェームズ・マカヴォイも甘い感じのイケメンです。(私は割合好み)
何より良かったのが、まだまだ女性に対する制約が多い18世紀から19世紀にかけての時代、ジェインがどれだけ現代的な精神を持ち、生き生きと生きていたのかが感じられたこと。
そして、物語の端々に、特に「高慢と偏見」を中心に、ジェインの小説の世界、言葉、キャラクターが見えた事。
(そういう意味では、「高慢と偏見」を読んだことがある、もしくは映画やドラマでみたことがあると、倍楽しめます)
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