Aya

ギヴァー 記憶を注ぐ者のAyaのネタバレレビュー・内容・結末

ギヴァー 記憶を注ぐ者(2014年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます
























































涙がずっと止まらない。
愛の素晴らしさ、強さに胸が締め付けられそうになる。世界は素晴らしい。様々な生き物がいて、それぞれが希望で溢れている。世界は大きい。壮大だ。
ゲイブが可愛くて、、。必死に記憶を取り戻そうする最後のシーン、頑張れ、ってつい言ってしまうくらい感情移入してしまう。それだけストーリーや演出、役者さんの演技が素晴らしかった。
いつかこんな未来が本当に訪れそう。知らないほうが幸せかもしれないけど、知ったら苦痛もあるかもしれないけど、それでも計り知れないくらいの幸せが記憶にはあることを強く感じた。色彩があることで、差異が生まれてしまう。だけど、文化が生まれ、新しい愛を知ることができる。音楽もそうだ。言葉もそうだ。決められた言葉だけでなく、色々な言葉を知って自分の言葉でたくさん表現すること。個性の大切さ。人間に、生きるうえで大切にすべきことをこの作品では教えてくれる気がする。とっても心が温かくなる。自分まで何か新しいものを発見したような、見つけたような、素晴らしい気持ちになれる。誰かに優しくしようと思える。頑張って諦めずに生きようと思える。国籍に関係なく、誰かの救いになれる人になりたいと思える。そんな映画だった。この作品みたいな未来は訪れて欲しくない。だけど、長老が恐れたように、戦争などの醜い世界にもなって欲しくない。だからこそ、記憶を捨てずに過去から学んで良い世界を作っていくべきだと思う。この映画を観て心からそう思った。自分と同じように、この映画を観て、少しでも誰かに優しくしようと、差異のない、温かい世界を作ろうと感じてくれる人が1人でも多くいたら、とっても素敵なことだな。誰かに勧めたくなる映画だった。素敵な作品。
Aya

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