エンドロールが優秀。
デニスが撮った実際の写真とともに、いかにも50年代なノリノリな音楽が流れるが、それは静かな、なんとももの悲しい曲へとシフトしていく。
ラストに、ディーンが何度も呟いていた「故郷へ帰りたい。」その思いもむなしく、亡くなってしまうのだが誰もがうらやむスターでありながら、どこか悲しい目をしているディーンの孤独にぴったりな曲だった。
ジェームズフランコ主演の「ディーン」がインパクトありすぎて、デインのディーンは、似てないじゃん!(ディカプリオに似てる)と思ったけど、雨の中タイムズスクエアを歩くシーンはジェームスディーンだった。
「ディーン」の時は、理由なき反抗のまさにその時代の話だったのに対し、こちらの作品は理由なき反抗の撮影に入る前の話で、最後となってしまった、帰郷でのシーンでは孤独のイメージしかなかったディーンに温かい家族がいて良かったと安心した。
まあーだからこそ、スターになったディーンは孤独ったのかもしれない。
原題も邦題もいいとおもう。