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人生は小説よりも奇なりのkoyoのネタバレレビュー・内容・結末

人生は小説よりも奇なり(2014年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

違う邦題を付ければ良かったのに、と思ってしまったぐらいタイトルから想像するのとは違う内容の映画でした。

原題を、そのまま訳した感じのタイトルですけど、邦題にすると捉え方がだいぶ違うかもしれないですね。

ゲイのおじさんカップルのお話で、NYでの法改正に伴い同性婚が認められるようになり、39年連れ添ってきた画家のベンと音楽教師のジョージが入籍をします。

入籍もして幸せ満開なはずのジョージが、急にカトリックでは同性婚は、認められないという理由から仕事をクビにされてしまいます。

金銭的な問題から、家を売ることになり、2人は新婚早々に別居して、親戚の家にホームステイをすることに…

物語としては、淡々と地味に進んでいきますが、主演2人の演技が凄く良く、おじさん2人のイチャイチャを見てるはずなのに、とても切なく美しく見えてくるのが、不思議です笑

この、物語には少年が深く関わってきますが、最後にベンの絵を届けて夕陽に向かうラストは良かったです。
きっと、ベンの葬式に出なかったことで、ベンの死を実感出来てなかったんでしょうね。
絵を渡して、暮らしてた部屋を見て、本当にベンが死んでしまったことを実感して感情が溢れ出てしまったのかなー。なんて思ってしまいました。

それにしても、スポットライト世紀のスクープでも、思いましたけど、キリスト教の人達って権力を持ちすぎじゃないですかね。
1つの正義感にとらわれてる人って、やっぱりこわいなぁ…
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