リュウジ

コングレス未来学会議のリュウジのレビュー・感想・評価

コングレス未来学会議(2013年製作の映画)
4.0
40歳を超えて女優としての旬を過ぎたロビン・ライト演じるロビン・ライトは、難病を抱えた息子のためにも、巨額の報酬と引き換えに、彼女のデータを提供するという契約を結ぶ。
スキャンされた彼女のデータは映画で好きにCG再現され、彼女は女優を引退するという内容の契約です。

昔から映画会社に肖像権を受け渡すことはあったが
死んだ俳優がCG再現されたりする今からするとCG契約はあり得ない話でもないように思えた

ミラマウントは明らかにミラマックスとパラマウントを掛け合わせた会社名だし
会社の廊下に8マイルをパロディーした9キロメートルというポスターがあったり
ロビンライトの過去作の話や他の俳優ネタも多く
映画好きが喜ぶちょっとしたユーモアが結構盛り込まれていた

映画前半はこのCG契約についてですが
後半から映画がアニメーションに変わり内容も大きくシフトします

映画前半はエンターテイメントの業態が変化していく話ですが
後半はエンターテイメントの中を体現できるようになり人の私利私欲が満たされた新世界を描いております

だいぶヘンテコで幻想的な映画に変わっていきましたが非常に興味深かったです

またみたくなる
リュウジ

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