TakashiM

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイションのTakashiMのレビュー・感想・評価

4.1
MIマラソン5作目。

1作目が1996年で、本作が2015年。
マラソン1週間目だけど、トムさんはこの間20歳も進んでる。
62年生まれなので、34→53歳。
そうか、今年還暦だから計算するまでもなかったか。

ストーリーは、前作よりもやや複雑だが、ギリギリ理解しやすい範囲。
謎の組織と謎の美女、無能な上司とIMFの解体という、なかなか豪華な詰め合わせ。

ただ、そんな中でも仲間が本当に心強い。
サイモン・ペッグ、ジェレミー・レナー、ヴィング・レイムスという顔ぶれは、過去作にも増して頼れる愛すべきキャラにランクアップ。

ハントさんは、何でも自分で決めちゃいがちだけど、本作では仲間を頼るシーンが増え、仲間の活躍が目立って良かった。

ジェレミーと意見が分かれちゃって、言い争うシーン。
あれ?これってキャプテン・アメリカとホークアイ?
と思ってしまう既視感。

イーサン・ホークもキャプテン・アメリカも、組織のルールよりも己の信念を貫き、周囲を引っ張るタイプのザ・リーダー気質。
義理人情に熱く、曲がったことが大嫌い。
ヒーロー戦隊シリーズでは真ん中にいるレッドキャラ。わかりやす!

謎の美女の絡み方が良かったね。
結局味方なんだろ?と思って見てたけど、意外な行動の理由がわからず、謎が先送りされて深みが出ましたね。


キャラの感想が長くなってしまったが、今回もアクションシーンは抜群。

冒頭の飛行機ぶら下がりシーン、冷却器の穴に落ちるシーン、猛烈カー&バイクチェイスシーン。
どれもインパクトはあったが、実は印象的だったのは、冷却器の穴に落ちる前の、トムさんの本当に嫌そうな顔だった笑

これらのアクションシーンは、映画を見た後にメイキングムービーを観ると楽しさマシマシ。
体を張ってエンタテインメントを追求し続けるトムさん、心からリスペクトです。

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そういえば、前回で消えるだろうと予想していた変装グッズ。
今回はその対策まで明確に示され、「使えない過去のスパイグッズ」というレッテルが貼られましたね!
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