スティーブ

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイションのスティーブのレビュー・感想・評価

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地上波で再視聴。MIシリーズ第五弾。イーサン・ハントが仲間たちとともに謎の組織シンジケートと対決する話。

傑作。まず何よりも本作がすばらしいのは、仲間たちが力を合わせ、正体不明の敵を暴き出し、知的な罠に嵌めて勝つ、という展開になっている点だと思う。近頃のMIシリーズはアクションムービーとしての側面がかなり強くなっていて、この仲間と協力して一つの目的を成し遂げる、というプロセスがかなりオミットされていたように感じるのだけど、本作ではまさに前述のMI本来の持ち味が復活していて、最高に痺れた。

崖をクライミングしたり、ブルジュ・ハリファの外壁をよじ登ったりという常軌を逸したスタントを自分自身でこなしてしまうことでお馴染みのトム・クルーズは、本作では「離陸する飛行機の壁に取りつく」という無茶苦茶を実行していて(しかもテイク8まで行ったとか)、相変わらず頭がおかしくて(褒め言葉)very good。サイモン・ペッグ演じるベンジーもいいキャラで、可能な限り続投希望。