七沖

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイションの七沖のレビュー・感想・評価

4.1
〝絶対不可能に挑め。〟
様々な陣営の思惑が交錯する重厚なストーリーと、派手なアクションが魅力的な一作。

犯罪組織シンジケートを追うイーサン。だが、上層部はシンジケートのことをIMFが自らの存在理由を保つためにでっち上げた架空の組織だと判断し…というストーリー。

「ぼくのかんがえたさいきょうのせきゅりてぃ」を具現化したかのような、冗談のような防犯対策をした施設に、データを盗むため侵入するシーンの緊張感が凄い。

味方かと思ったら敵でした、というのは今までのシリーズでよくある展開だったが、本作のヒロイン・イルサは最初から敵か味方か分からない立ち回りをするので、全編通して緊張感がある。
正直言って少し分かりにくいストーリーだと感じたが、ラストの「やられたらやり返す」気持ちいい展開で帳消しだ。

全体を通してみるとアクションシーンは前作の方が多いかもしれないが、冒頭の飛行機しがみつきとバイクチェイスは本当に圧巻で、これらのシーンはMi2のアクションすら超えていると思う。
七沖

七沖