｢決着の痛快さは、文句なしでシリーズNo.1｣
最新作の予習で鑑賞！
影のスパイ組織"シンジケート"の罠にハマり、囚われたIMFのスパイ"イーサン･ハント"
謎の美女の助けもあり、なんとか逃げ出した彼は、バラバラになった仲間たちを集め始めるが...。
これまで幾多のピンチを乗り越えてきたイーサンでしたが、オープニングのレコード店での絶望感は中々見事でした。
これまでのお約束があるからこそ出来た"あのシーン"は、アクションが目立ちがちな本シリーズだからこそ引き立つ、屈指の名シーンだと思います！
というか、本作、イーサン以外で唯一のシリーズレギュラーキャラ"ルーサー"が、前作で色々あり、引退した状態から物語が始まりますが、よくよく考えたら、それって、ただのボブサップじゃね？笑
(すいません。絶妙にふざけました。ルーサーさんファンの皆さん、すいませんでした。)
また、1作目で周囲の人間に騙され続け、人間不信に陥っていたイーサンが、仲間を集め協力を求める展開には、シリーズ内世界における彼の成長を実感しました！
終盤の霧に包まれた街での戦いがシリーズ1作目、イーサンのバイクチェイスは2作目など、ストーリーに関する明確な繋がりはなくとも、過去作を感じさせるシーンが時折あったのも嬉しかったです。
余談にはなりますが、今回の敵、めちゃくちゃライムスター宇多丸*師匠に似てますね...。
*三人組ラップグループ"RHYMESTER"のメンバー。映画好きとして知られ、ラジオで映画を語るコーナーが特に人気。
まぁ、それはさておき。笑
今回の舞台のひとつにカサブランカが出てきますが、ヒロインの名前(=ilsa Faust)が名作『カサブランカ』のヒロイン(=Ilsa Lund)に似ているのは果たして偶然なのでしょうか？
『カサブランカ』では、人を裏切れない善人"リック"や"霧"が印象的でしたが、これらの要素は、本作のイーサンや世界観にも通ずる気がします。
本作の劇中劇"トゥーランドット"の名曲｢誰も寝てはならぬ｣のメロディを、その後2回も流した監督のことですから、もしかしたら、意図的にそうしているのかもしれませんね...。笑
(↑さすがに強引かな...？)
というわけで、
4作目大好き人間としては、初見時、イーサンの大切な人"ジュリア"が登場しない展開に少しガッカリしたのも事実でしたが、序盤にイーサンが置かれたある状況が見事な伏線となる決着シーンに、シリーズ屈指のカタルシスが訪れるので、映画をみてスッキリしたい人には、特にオススメの一作でした！
参考
【絶賛】宇多丸 ミッションインポッシブル ローグネイション感想を語る
https://youtu.be/seKfUVambF0
(というわけで、本作を大絶賛している宇多丸師匠の感想をどうぞ。笑)
