<概説>
敵はついにIMF支部を支配するまでの巨悪へ。孤立無援の最強諜報員は、三人の仲間&一人の謎の女と共に敵対組織の打破を試みる。
<感想>
今回の『M:I』も骨太ではあったのですが、一方でクールな作品でもありましたね。加えて剽軽。
イーサン&ダンによるカーチェイスは特に素敵。
アロハを着込んでハイレベルなチェイスを繰り広げるのには背筋が総毛立ちますが、イーサンの状態が状態だけに酔っぱらいが大暴走しているようにも。
イーサンはその後もバイクで「ジーンズ熱ッッ!」とでもいうようなリアクションを見せたり、妙に可愛らしいので心地いい緊迫感がありました。
MIFが解体されたのも作品的には組織のしがらみをかなり取っ払ったわけで、そういう堅苦しさを感じないのもいいですね。そのおかげで『M:I』のコンセプトが崩れないままに絆が前面に出ていたように感じます。
そして何より終幕の一挙手一投足にはニヤニヤしてしまいました。最後地味という声もありますが、あれは粋ってヤツじゃないでしょうかね。