あける

消えた声が、その名を呼ぶのあけるのレビュー・感想・評価

消えた声が、その名を呼ぶ(2014年製作の映画)
4.5
歴史ものは普段は観ないのですが、大好きなアキン監督作の試写会募集を知って応募したら当選しまして鑑賞させていただきましたm(__)m

重い題材ですが、時折見せるコミカルなシーンが和みます。
もちろん内容なだけに暴力的なシーンもあるのでその分スコアは引いています。
(処刑しーんはTWDを思い出して怖かった)

さて、
主演はタハール・ラヒムさん。
知らなかったのですが今作でとても好感( o・∀・o)。

子育て真っ只中働き盛りの若き父が突然の家族との別れ。そして強制労働に仲間の死、不条理な光景(女性への強姦)へ反発する純粋さ素直さ真っ直ぐさを見つめる力強い瞳。声を失う前も後もその瞳が印象強く残っています。

殺されかけ、どうにか一命を取り留めるも声を失ってしまい、双子の娘たちが生きていると知らされるまでは思いの外長く感じるのですが、それからは、というかそこまでで失ったものを取り戻すかのように主人公は少しの希望を追いかけます。

目的があることは結果旅になってしまうのかもしれないなと少し思ったり。
なによりもどのシーンでも出会う人たちのやさしさにじんわり( ; ; )。
(自分が前に一緒に働いていた人がよくケラケラ笑いながらも言っていた「支えあうから人なんだ」という言葉を思い出してしまいます。)

とはいえ両面なんですけどね、全部が良い人というわけではないのですが。

そういえばBGMがとても良い。
砂漠に響くギターが乾燥している感じをより引き立てます。

それと「恥を知れ」って台詞がよく出てきたのが印象に残っています。
(ってちょっと感想というよりつぶやきに近い感想m(__)m)


ほんと、こういうじんわりとした映画好きです。