ちろる

さよなら、人類のちろるのレビュー・感想・評価

さよなら、人類(2014年製作の映画)
3.8
ロイ アンダーソン監督の「散歩する惑星」に続いてこちら。
言うまでもなくシュール。
いつか見た夢の数珠繋ぎのような映像の数々を固定カメラの視点とともに俯瞰で見せられる。
頭で理解しようとしてはいけない、ただ感じてもいけない笑
これらに意味を持たせようとしたら脳が混乱をきたすから気をつけて!
「散歩する惑星」では不条理の連続を、そしてこちらの作品では違和感の連続。
どちらも悲惨さと不幸を隠し持って、、、
でもお葬式で笑っちゃいけないのに笑いたくなっちゃうあの感じがずっとずっと最後まで続く。
ダンスの途中でイケメンにセクハラするおばさん。
レストランに現れたスウェーデンの国王(らしき人)の登場。
もう、超気になるシーンをチョイ見せしつつ肝心なとこでお預けしてくる卑怯な短編集!
クソー!クソー!なんだろこの心地よいフラストレーションは 笑
平成最後の夜、なんとも言えない変態的かつ独創的な作品にさせられました。
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