4.0点
閉じ篭った偏屈おやじの過去の失恋譚。
この映画を観る直前に『ノクターナル・アニマルズ』を観ていたので同じモチーフを逆の方向から観ている様な感覚に襲われた。
いずれも、過去の女に未練タラタラの男が、それを乗り越える話なんだな。
こちらのアルパチーノ演じる男は、ギリギリまで過去に執着するけれど、息子との関係や、女との出会いでその執着から脱出する。
いやー、身につまされる。
くろねこと暮らしてる自分と似てて苦笑い。
ほんの少しの変化で世の中や他者との関わりが良き大切なものになるということを改めて教わったような気がする。
映画としての出来や派手さはないけれど、これはなかなか良い映画だったと思う。必要としてる人にとっては。
サロンの兄ちゃん、かなりいいやつだと思ったよ。