Kaoru

レオパルディのKaoruのレビュー・感想・評価

レオパルディ(2014年製作の映画)
2.6
イタリア映画祭にて鑑賞。

レオパルディは詩人の名前。イタリアで今でも愛唱されるロマン主義の思想家。ただ蓋を開ければとんでもなくネガティヴだしペシミスティック。何故かというと…という理由が描かれた作品といぅ感じだった。

偉大なおとんを持ち、幼い頃から自宅に作られた図書館で全ての書物を読み、幼い頃からかんなり賢い子だったレオパルディ。それ故に身体にも心にも支障をきたす。やはり年相応というものがあるのでしょう。彼の人生は持病と(恋も含め)ひとつも叶わない夢など苦しい人生でしかなかったのね。最後にヴェズヴィオ火山が噴火しながら作ったとされる詩を噴火を背景に読まれるシーンはすごかった。

作中、彼の詩が沢山出てきます。日本ではおそらくDVD化することはなさそう、受けないと思うし…。

監督さんがナポリ人というだけあって、美しいナポリの撮り方をされておられます。
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