夢里村

シーヴァス 王子さまになりたかった少年と負け犬だった闘犬の物語の夢里村のレビュー・感想・評価

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「もう死んでる」と見捨てられようとしたいぬは、悠然と立ち上がり気ままにとすら言えるように闊歩する。メイクによって現実に被された文字通りのレイヤーは、いぬの表象をどこまで覆えるのか? そして闘犬という演出し難いアクションによって蓄積したダメージは、どこまで虚構に侵食するのか? 私たちにはスクリーンに残存した幽かな傷を看取ることしかできない。
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