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キッズ・リベンジのminorufukuのネタバレレビュー・内容・結末

キッズ・リベンジ(2012年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

お互いの親の再婚で姉弟となった二人が主人公。家族4人で引っ越した家で新しい生活を始めようとした翌日、マフィアの一味が家に乗り込んでくる。父親はボスの金を盗んで追われていたのだ。母親は殺され、姉弟も危機に陥るが、無口な弟が思わぬ攻撃力を発揮して......という話。

いわゆる舐めてた相手が殺人マシーンなアクション映画。お話も実にシンプル。
マフィアが来るまで上映時間の序盤30分待たされるのでやや退屈だが、それ以降は緊迫感があって楽しめる。殺人マシーンの弟も身体能力で無双するわけではなく、ミリタリー知識や駆け引き、そして迷いのない残虐性で相手を打ちのめす点がユニーク。痛快さは薄いが罠の種類は多彩。所々作戦通りにいかずピンチになって姉にも助けられるのも子どもらしくて良かった。ガタイの良いスキンヘッドの部下が罠にひっかかる係みたいで可哀想だった。最後に敵リーダーに仕掛けた罠が一番凝っていて、まさに死のピタゴラスイッチ。リーダーに引導を渡すときの弟の笑みは不気味だった。
難点は姉弟が出てるシーンは良いのだが、マフィア一味の行動が愚鈍でそのことで全体的にテンポが悪くなっていた。弟の行動とその後の作戦との因果関係がややわかりにくいところもモヤモヤした。

教訓。やっかいな相手は頭を撃つべし。
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