mimocyan

わたしに会うまでの1600キロのmimocyanのレビュー・感想・評価

3.6
息をしようともがく時、全てが同じ方向にしか見えない時、人が出来ることはきっとわずかなものに限られていてそのうちの一つがただやみくもに進もうとすること

さまざまな言葉や歌と共に、過ぎていったかつての記憶がよぎる
雫を落とすように広がる波紋を全力で打ち消す
自分が失ったもの、後悔、叶わない願い
いったいいつまでそれを続ければいいのか
道は果てもなく続く

どこにも救いがない時、ただ歩くことしかできない無防備な自分しか寄り添えるものはない
そして無防備だからこそ、後悔の奥に隠れていたものに手を伸ばすことができるようになるのでしょう
人生は表裏一体で、例え失ったとしても全てが消えてしまったわけじゃないんですね
別の形となって、自分を生かしてくれるもののために
そのために未来、道はあるのかな、とか

余談、ゆるキャン見たときよりキャンプしたいって思いました
あとお母さん素敵だった
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