yousukettie

わたしに会うまでの1600キロのyousukettieのレビュー・感想・評価

3.5
“人生は驚きの連続だ。”

ダラスバイヤーズクラブのジャンマルクバレ監督作。

人生のどん底にいた、一人の女性が自分と向き合う徒歩の旅に出る。
開始数キロでああもうやめたい帰りたいとか、出発の時にカバンが重すぎて立ち上がることすらままならなかったり。
トレッキング初心者の女性がひとりで旅に出る厳しさがリアルに伝えられていた。
意外と旅人同士とのコミュニケーションもそこそこあるんだなと。大自然や肉体的な疲れからくる厳しさだけでなく、女性として狙われる対人的な厳しさも多々見られた。ああいう世界では、、何されるかわからないからね。

バカ女ーーー!って靴をぶん投げるシーンは、自分自身に対する嫌悪感から来る叫びだったのだろうか。
それでも即席シューズで乗り切る彼女はかっこい。

ひとりで旅がしたくなるなって、
自分と向き合う時間が欲しいなって思ったけれど、、心にぐっとくるシーンはそこまでなかった気がする。
ああやって過酷な試練を乗り切ることで、自分に負荷をかけて鍛えることで、薬や過去の出来事から脱却できたんだろうな。ロードムービーとして。
yousukettie

yousukettie