サンチョーメノマガリカド星人

わたしに会うまでの1600キロのサンチョーメノマガリカド星人のレビュー・感想・評価

3.7
「朝日と夕日は見ようと思えば毎日見られる」。母の死を乗り越えるために、長距離自然歩道PCTを歩くことを決意した女性の実話。過去に色々ありすぎて、歩いている最中の出来事はなんだか淡々としている。それでも、なんだろう。やっぱり''どん底から立ち直るために歩く''という行為自体に惹かれるのかね。コンドルは飛んでいくのリズムにも乗せられて、なんだか観ていてリラックスできた。語弊があるかもしれないが、クジラの鳴き声とか、リラクゼーションのCD聴いてるのと同じ感覚だ(え)。原作は未読だが、別れた記念に2人でタトゥーを入れたのも実話なんだろうか…。