邦題だけ見ると、歌が主体というか、歌により幸せになるって感じなんやけど、ちょっとずれてる。邦題つけるのも難しいんやろなあ。でも題名だけで売れるか売れないか左右される場合もあるんだよね…本とかとくにそうだよねー。
それはさて置き、レビューいきます。
不器用な母親だけども、愛情はしっかりある。ロックバンドなんだけども、しんみりする。「幸せをつかむ歌」なんだけど、他人を幸せにする。なにか掴めそうで掴めない。そんな感覚を覚えた。親子の関係、夫婦の関係、周りの人との関係。わかってる人は自分を理解してくれているのだが、そうでない人も多い。最後の場面にこれが顕著に表れている。
娘役がほんまにしっくりくる。あの表情といい、繊細な心を持ってるとこ。メリルストリープ演じるリッキーも、実の親だけあって、強そうに見えて心はガラス。内面はズタボロ。(ああいう人、見てると助けたくなっちゃうんだよなあ…)
他のレビューにもあるけど、やはり歌が素晴らしい。メリルストリープほんまに恐ろしい(もちろん、いい意味で（笑）)。特に、最後の歌で感動した。なぜかわからないが、泣いた。うまく表せないが、わからない何かが心に刺さった。
