ラブラドール

高慢と偏見とゾンビのラブラドールのレビュー・感想・評価

高慢と偏見とゾンビ(2016年製作の映画)
3.9
ジェーン・オースティンの名作『高慢と偏見(Pride and Prejudice)』の物語を、19世紀初頭のゾンビに侵されたイギリスを舞台に脚色された一風変わったのゾンビ作品。

この作品が公開された当時、気にはなっていたもののタイトルのキャッチコピーの「不朽の名作、感染」のせいでB級作品のように感じてしまい鑑賞はしませんでした。B級感もあり、名作をゾンビでパロディにしたコメディ作品なのかも?などと想像し敬遠していました。
最近になり、フォローさせてもらっている方々のレビューを読ませてもらい、ちゃんとした?作品のようでしたので、遂に鑑賞しました。

鑑賞したところ、とても良い作品でした!
ジェーン・オースティンの元々の作品(小説でも映画でもいいと思います)を知らない方にとっては普通のゾンビ映画くらいにしか感じないかも知れませんが、原作を知っている方にとってはとても楽しめる作品だと思います。
原作のストーリーのポイントを踏襲しながらも、そこにしっかりとゾンビという存在を絡ませて1つの物語として作り上げているところはさすがでした。

そして主演のリリー・ジェームズがとても綺麗で。
彼女の出る作品は良い作品が多いですね!
本作ではヒロイン役でもありながら、武器を使いゾンビを狩るなどのアクションもこなす役を上手く演じていました。

もっと早く観ておけば良かったです。
それくらいに思える良作なのに何故こんなキャッチコピーを付けたのでしょうね。
日本語のキャッチコピーのセンスの無さがB級っぽい印象を与えてしまい鑑賞する人を減らす悪い例ですね。

小説を読んだ方、あるいは「プライドと偏見」の映画作品を鑑賞したことがある方にとってはおすすめの作品です。