ひろ

高慢と偏見とゾンビのひろのレビュー・感想・評価

高慢と偏見とゾンビ(2016年製作の映画)
3.1
監督・脚本をバー・スティアーズが務めて製作された2016年のアメリカ/イギリス合作映画

ジェーン・オースティンの小説「高慢と偏見」を下地にした同名の小説を原作とした作品で、ジェーン・オースティンの世界観にゾンビを足してみたという冒険的試み。中世の設定でゾンビが登場するのはなかなか珍しい

ツッコミどころはたくさんある。ヒロインの5人姉妹は少林拳の使い手。京都で修行した方が熱いらしいが、よく分からん。ゾンビはなんか弱いし、あまりゾンビとの戦いが描かれていない。オースティンが下地だから恋愛要素はあるけど、それも中途半端。場面転換が矢継ぎ早にあり過ぎて、なかなか話が頭に入ってこない。これは監督の力不足かな

ヒロインのリリー・ジェームズはかわいらしくてよかったけど、サム・ライリーって「コントロール」で注目してたけど、その後パッとしない作品ばかりでブレイクしない俳優だなあ。美しいリリー・ジェームズを見る価値はあるかな

名作文学にゾンビっていう発想はかなり好きなんだけど、これは製作サイドの力不足かなあ。もっと面白く作れたはず。もったいない。救いはラストだけ面白くて笑えたことかな
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