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高慢と偏見とゾンビのSameのレビュー・感想・評価

高慢と偏見とゾンビ(2016年製作の映画)
2.8
1813年に発表されたジェーン・オースティンの小説「高慢と偏見」をベースにセス・グレアム=スミスがストーリーにゾンビをプラスした小説「高慢と偏見とゾンビ」を発表、これはその映画化となります。
セス・グレアム=スミスはリンカーンがヴァンパイアハンターという設定の「リンカーン/秘密の書」の原作も書いてます笑
この人こういうの好きなのね。

さてこの映画ですが、終盤までかなり「高慢と偏見」のストーリーに忠実で、正直な感想としてゾンビ要素いる?って感じです。淑女の嗜みとして武術を覚えるため日本か中国に習いに行くとか、武器が日本刀だったりとか、嫌いな世界観ではないですけどね笑

おそらく監督さんの力量だと思うのですが、アクションシーンが良くない。見せ方がカッコよくないので、東洋の武術を体得した動きや、ゾンビ相手に華麗に戦う姿がうまく描けてません。世界観の作り込みやゾンビメイクは悪くないのに、駆け足なストーリーにゾンビとの下手くそなバトルを付け加えたせいで、ゾンビアクションにも、ホラーにも、もちろん恋愛ものにも物足りない映画になってます。

この時間で一本の映画に収めるなら、もっと大胆なアレンジとストーリーの短縮化は必要だったかな。五姉妹のうち2人しかフィーチャーしないならなおさらですね。
主演のエリザベスを演じたリリー・ジェームスはとても綺麗でかっこよかっただけに勿体無い映画です。
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