女性同士の恋のお話。
通じてしまう人に出会ってしまったら
きっと抗えないんでしょうね。。
50年代のアメリカが舞台。
当時、同性愛は犯罪行為に近く、
禁じられた愛ゆえの、耽美な世界がめくるめくってます。
そして脇役達が揃いも揃って50年代に馴染むお顔立ちのなか、
二人のビジュアルがいい意味で浮いている。
まるで二人だけが美しく切り取られているよう。
ケイト・ブランシェットの大人のいい女ぷりが素敵で
女が惚れる女として全く苦しくない。
そしてルーニー・マーラ演技がとてもイイ。
頭ではなく脊髄で演技してる感じ。心の反射が見事に体現されています。
美しい映画を見たあとは、現実の見る景色が変わってくるようで
映画からの帰り道、信号の赤と緑がクリスマスのように美しかった、そんな深夜午前2時でした。