みどな

キャロルのみどなのネタバレレビュー・内容・結末

キャロル(2015年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

ロマンス。
恋する相手が、異性だろうが同性だろうが「私」じゃないか。

とても「色」に目がいく作品でした。
キャロル(ケイト・ブランシェット)を象徴する「赤」色。
そんな彼女に惹かれていくテレーズ(ルーニー・マーラ)は「青緑」色。
いわば「補色」の関係にある。
…全体的に彩度が低いのかな?普通「青」だもんなあ

物語はテレーズが軸にあるため、色合いが主観のように感じられる。
(だから見ている側も赤に目がいく)
自分に自信がないテレーズの世界観だから、モノクロのように少し霞む色合い。
結婚目前でクリスマスなんて煌びやかで浮き足立つ街並みの中、
何よりも誰よりも鮮やかな色合いを持つのはキャロル。
みどな

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