どんちゃん

キャロルのどんちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

キャロル(2015年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

1950年代のアメリカ。女性はこうあるべきという観念が強くて自分らしく自由に生きるのが難しかった時代。同性愛に対する理解もほとんどない。
運命の出会いをする2人は対照的。
キャロルはエレガントで高貴。テレーズは可愛い帽子を被った夢を追う素朴な女の子。纏う衣装でも2人の社会的な隔たりを表現している。
とにかく2人の名演が光る。お互いに視線と表情、ケイトに至っては手の動きで心の揺れを表現する凄さ!テレーズの肩に何気に手を置くシーンもゾクッときた。
ラスト近くのテレーズの友人達とのパーティーの場面ではそこに存在している違和感をここでも視線と表情で表現していて冒頭の同じようなシーンの時のテレーズとは明らかに違う。
ルーニー・マーラ、凄いな!
ラストで見せる決意をまとった表情のテレーズと軽く微笑むキャロルの表情…素敵な美しい愛の物語…堪能しました!
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