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キャロルのhimajinのレビュー・感想・評価

キャロル(2015年製作の映画)
3.0
うーむ、盛り上がりにかけたのは、自分の英語力のせいかなと思ってたけど、字幕で見ても同じだった。

映画製作以前に、邦訳無かったので、原文で原作読んだら、母国語でもないのに映像が浮かんでくるその筆致に、パトリシア・ハイスミス凄えとなりまして、製作がアナウンスされた時から楽しみにしてた期待作だった。なので、ハードルのバーを上げすぎてたのはある。
胸が詰まるだとか恋に落ちる高揚感みたいなドラマ度が薄い。間が空きすぎで、主人公の脇の甘さが目についちゃう。得るものと手離すもの、もう少しコントラストがあっても良かったような。

ケイト・ブランシェットは、前半、その女王様感がややクドく感じたけど、恋愛関係が形を成して来るあたりから、きっちり女を出して来るのは流石。
ルーニー・マーラは役にぴったり。断ってもまた役が戻って来ただけのフィット感はあり。

1950年代という時代を背景にして、綺麗すぎない、でも綺麗に終わる女性同士の恋を描いたというだけで、存在価値のある映画なのかも。ある種の潔さもあるし。

ミア・ワシウコウスカ版も見てみたかったな。