クリスマス映画でこんなに静かで苦しいものって珍しい。なんと言ってもルーニー・マーラとケイト・ブランシェットという大好きな女優がダブル主演。
2人が纏う衣装や小物がめちゃくちゃ素敵。
とくにテリーズの緑のニットとキャロルの赤いファッションがクリスマスカラーで印象的だった。
言葉数は少なくとも、所作や目線で訴えかける2人の距離の縮まり方に異性との恋愛の違いを感じた。
男性同士でもそうだと思うけど、多くは語れないもどかしさや苦しさが本作ではすごい滲み出てた。
全体的に静かなんだけど、常に火は燃え続けている暖炉のような作品だった。
8/2018