YUMI

キャロルのYUMIのレビュー・感想・評価

キャロル(2015年製作の映画)
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1950年代第二次世界大戦後の
アメリカニューヨークが舞台。
主演二人の計り知れない美しさときたら。
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女性同士の恋愛をテーマに描かれているこの作品。
全てにおいて美しくて儚さを感じた。
当時のファッションはすごく華やかで可愛らしい。
親権問題で元旦那と揉めているキャロルは大人の女性でいて
どこかはかなげで。
ランチのメニューさえ自分で決められなかった
テレーズが最後は自分で自分の道を選択するラストが感慨深かった。
現代よりも「こうであるべき」の風潮が強い世界で、
なおかつ同性愛が犯罪扱いをされていた時代。
女として、人として堂々と生きている二人がとても美しくて、力づよくて、儚かった。
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今回観ていて、音楽が本当に心地よかった。
特にDrive Into Night。
なんかどこか聞いたことあるなーって
思ってて、調べてみたら
carter burwellさんが音楽を担当していて、
トワイライトシリーズも手掛けているとのことで
耳に残るのも納得した。
ピアノの旋律がすごく心地よい。
そしてルーニーマーラーがドラゴンタトゥーの
リスベットだという事を知り、驚愕。
雰囲気全然違う。
役者さんて、本当にすごいと思う。
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