アカデミー賞を賑わせた当時から気になっていて、やっと観れた。「とても美しい映画」と評判だったが、本当にそうだった。
ミステリアスで、可愛くて、正直で、切なくて…あらゆる美しさを観た気分。
加えて服も髪型も美しい。
夫から常に女性関係を疑われ、娘の親権を奪われるキャロル。
1950年代のニューヨークが舞台のお話だから、今以上に、人々が「こうあるべき」という生き方が求められたのでしょう。
キャロルとテレーズが出会い、益々美しくなる二人。
ベッドシーンなんてとても美しくて見入ってしまった。
我慢して非難されて差別されて…
そんな辛い展開を覚悟して観ていたけど、
娘を守りたい
自分に正直に生きたい
静かだけどその時代の常識に負けないポジティブな映画でした。
車から外を見つめるシーンも好き。絵になるんだな〜
遠くでキャロルと目が合う瞬間なんて、こちらもドキッとする。
ケイト・ブランシェットの美しさにため息です。
(私もゆっくり喋ってみようかと思った)