キャロル
余韻が残るラストそしてやはり全てが美しい。
「Call me by your name」に続きLGBT映画2本目。前観た映画はゲイをメインで扱っており、今作の「キャロル」はレズビアンがメイン。俺はLGBTをリスペクトしている。でも正直、LGBTは世界中で差別されることもあるのが現状。だからこそ、少しでも理解できるようこういった作品を観ることも大事だと思う。
内容より表現について。
テレーズ役のルーニー・マーラがよかった。特に、キャロルとのランチシーン。
細かい描写ではあると思うけど、目線があちこちへと移動しているのが分かる。この表現が、緊張や動揺という心情をしっかり表現していて良いと思った。あと優柔不断だと語っていたテレーズが自分で決断できるようになっていく成長過程もよかった。
何も理解しようとしてないのに、LGBTを差別するのはナンセンス。彼ら彼女らだって、色々な葛藤を抱えて生活をしているのだから、「キャロル」「call me by your name」などの映画を通じて世界中で理解者が増えていくことが大事だと思う。
