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キャロルのseikaのレビュー・感想・評価

キャロル(2015年製作の映画)
4.6
チェコ名のテレーズというと、存在の耐えられない軽さを思い浮かべる。雰囲気も似ている。愛を知ろうとする写真を撮る少女。

ただ描かれるのは女の世界。レズビアンかどうかが問題になるのは女の世界と男の世界が交わるところにおいてだけだ。女の世界の中では、ただ二人の人間が愛し合うだけのお話。

男がみんな敵みたいに見える。夫も恋人も弁護士も、誰もわかってくれないような気がする。
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