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キャロルのmegのレビュー・感想・評価

キャロル(2015年製作の映画)
4.0
深夜2時に軽いノリで見ようぜ!ということで朝まで鑑賞。紹介文からまさかこんな濃厚なものだとは思わず、「チャーリーとチョコレート工場のつもりでプレデター見ちゃった☆」な感じ。

まだ同性愛について偏見が多い時代における二人の女性の関係を描いており、情緒のある表現が多くてとても美しかったし、キャロルのあの上品で落ち着いた色気がリアル昇龍拳。
時代背景こそは全く違うが、君の名前で僕を呼んでの女性版に思えて、大人の男女と若い男女の恋愛における行動の違いがなんとなく比較できたような気がしてちょっとくすぐったい。

女性二人を取り巻く男性たちについてもきちんと描写されていて、時代が時代だからかもしれないが、「お前のために仕事を変えた!引っ越しもした!なんならプロポーズまでしたのに!」と、身勝手な愛し方をしていて、男女の気持ちのすれ違い方のお手本に思えた。

印象に残ったのは初めのほうの「人と人が惹かれ合うのに理由や根拠は存在せず、惹かれあったという結果だけが残る」というセリフで、映画の流れ上にも、考え方としても優れてるなぁと思った。