キャロルの作品情報・感想・評価 - 588ページ目

キャロル2015年製作の映画)

Carol

上映日:2016年02月11日

製作国:

上映時間:118分

3.8

あらすじ

1952年、ニューヨーク。ジャーナリストになる夢を持ってマンハッタンに出て来たテレーズ(ルーニー・マーラ)は、クリスマスシーズンのデパートの玩具売り場で臨時アルバイトをしている。テレーズにはリチャードという恋人がいるが、なかなか結婚には踏み切れないでいる。そんなテレーズの前にある日、娘へのクリスマスプレゼントに人形を探しているキャロル(ケイト・ブランシェット)が現れる。エレガントで洗練された美し…

1952年、ニューヨーク。ジャーナリストになる夢を持ってマンハッタンに出て来たテレーズ(ルーニー・マーラ)は、クリスマスシーズンのデパートの玩具売り場で臨時アルバイトをしている。テレーズにはリチャードという恋人がいるが、なかなか結婚には踏み切れないでいる。そんなテレーズの前にある日、娘へのクリスマスプレゼントに人形を探しているキャロル(ケイト・ブランシェット)が現れる。エレガントで洗練された美しさを持ち、裕福そうなのにどこかミステリアスな雰囲気を醸すその女性に、たちまち心を奪われるテレーズ。送り先伝票からキャロルの住所を知るテレーズは、ダメ元でクリスマスカードを書く。すると驚いた事に、すぐにキャロルから連絡が届く。そして二人は会うようになり、テレーズは、キャロルが人妻で、現在離婚訴訟の真っ最中で、娘の親権を巡って夫と泥沼の争いをしている事を知る。婚約者からの求婚のプレッシャーや、これからのキャリアに対する不安からストレスを感じているテレーズは、クリスマス休暇に別居中の夫に娘を取られて孤独のキャロルから、車での小旅行に誘われる。生まれて初めて本物の「恋」をしていると実感するテレーズは、キャロルとの愛の逃避行に出発するが、この旅がきっかけで、この先二人の運命が思いがけない方向に向かうとは、まだどちらとも気づいていなかったのである…

「キャロル」に投稿された感想・評価

hsm

hsmの感想・評価

3.3
余計な苦悩や葛藤はなく、一目見たときからただ好き。いつかその時が来たら二人は一緒になるから、今できる最善のこととして、私はあなたを解放する。ーThat's that. その通りね。
1950年代のニューヨークを舞台に、偶然の出会いから始まる女性同士の恋愛を美しく描いた本作。
同性愛の話と聞いていたから、時代も時代だし、割と重たい系なのかと思っていたけど全然そんなことはない。とてもピュアなラブストーリー。

キャロルとテレーズの2人の世界を、鮮やかな色彩の中にどこまでも美しく描いた反面、それ以外は逆に陳腐で、取るに足りない色褪せた世界に描いていたように思えた。個人的にはそこらへんのコントラストが絶妙に感じました。

そして何よりも特筆すべきは主演2人の好演でしょう。特にケイト=ブランシェットは圧巻としか言いようがない。長尺や台詞の無いカットが多い中、細かい感情の機微を見事なまでに表現している。

また、いわゆる濡れ場シーンでも決してヌードを見せない事で知られる彼女は、本作でも明らかに画的におかしい(ルーニーマーラは当然脱いでる)状況になっても一向に脱がない。「おい、役者だろ!そこは脱いどけよ!」と言う人もいるかもしれないけど、余りにもそれ以外の芝居のパフォーマンスが高すぎて、もはや女優としての気高さというか、強さというか、そういう揺るがないものに対する畏怖の念すら覚えてしまった。

全体通じて、面白いとか感動したとか、そういったレイヤーとはどこか違う、何か芸術を見たような、そんな不思議な感覚を覚えた作品でした。
Misato

Misatoの感想・評価

3.4
綺麗な映画だったと思う❤️
セリフのないシーンの表情、瞳、指先のお芝居に引き込まれた。


綺麗な女性2人にドキドキ
パートナーに結婚を迫られているテレーズと夫と離婚調停中のキャロル。
共に人生の岐路に立っている2人が巡り会い、そして交差していく物語。

友人と入った先のレストランで、自分の食事すら自分の意思で決めることができないほど優柔不断なテレーズ。よもや結婚の決断などできるはずもない。
そんな彼女が惹かれたのは、芯の強さが服装、表情、仕草のすべてに滲み出ているキャロル。そしてそんなキャロルにも弱さがあることを知ることで、どうしようもなく深くハマっていく。

テレーズがキャロルに対して抱いていた感情は、恋心というよりもむしろ自分とは正反対の同性への憧れであったように思う。キャロルとの行為が全て受動的だったことも、自分の憧れの人間の望みに応えたいという心情の表れだったのではないだろうか。

そして物語の終盤、テレーズは冒頭では考えられなかったような大きな決断を下す。

この作品はキャロルを通して人間として成長していくテレーズの物語であるように感じました。
かれん

かれんの感想・評価

5.0
同性同士のロマンス、普通より繊細だからはまる
今回のはせつない
やりきれない

キャロルが自分の存在意義を優先してるのが感動

このレビューはネタバレを含みます

物語の初めから終わりまで、画面の端から端まで、全てにおいて美しい映画でした。どのシーンを切り取っても全て絵になる。
1950年代の冬のアメリカという舞台も個人的にたまらんかったです。

どんどんキャロルに引き込まれて変わっていくテレーズの様がいつもどこか切なかったです、ああそこでやはり彼女についていってしまうのかって感じ。キャロルの優先順位の1番目には絶対なれないのはわかってる、けど止められないんだーっていうルーニーマーラーの演技とてもよかったです。
そして何よりケイトブランシェット美しすぎて恐ろしい!
makiko

makikoの感想・評価

4.6
ルーニーマーラかわいい。登場人物の男がみんな上手く程良く残念でそりゃケイトブランシェット魅力的だわ。

【再考】ここで描かれているものって決して普遍的な愛なんかじゃなくて、恋なんだなって。窮屈な結婚生活を送ってきたキャロルは若さと美しさを求めて、若くて優柔不断なテレーズは芯の強さに憧れて。そんな二人が偶然出会って惹かれあって。
たとえばこの後テレーズとキャロルが同棲したとして、3年後5年後テレーズはきっと仕事とか男の人とかもっと夢中になるものを見つけてキャロルの元を去っていって。残されたキャロルもプライドがあるからテレーズのあとは追わない。そんな風に二人はいつか終わるんだろうなって思った。
Nico

Nicoの感想・評価

3.6
とにかく美しい二人を観れてうっとりする。ケイトブランシェットから目が離せなかった。同性愛者ではなくても恋の辛さの描写には共感できたし、見ていて心を揺さぶられた。

展開や描写が丁寧なせいなのか、途中少しダレる感じがあったが、アート作品のような映画で時を忘れた。

突然終わりがくるので名残惜しかった。
Aya

Ayaの感想・評価

3.8
ケイト・ブランシェットの演技が圧巻!!
匂い立つような大人の色香を纏った気品あるキャロルにテレーズと同様私も目が離せなくなった。
ケイトじゃなければここまでの良作にならなかっただろうなぁ。
衣装も映像も本当に美しかった!
比較的小さな映画館で観たので目のピントがうまく合わず、キャロルの夫ハージ以外の男性が見分けつかなかった…w
ケイト・ブランシェットが美しく、ルーニー・マーラーがめちゃくちゃ可愛い。

昔のアメリカの雰囲気も素敵だし、言葉少ないけれど、2人の目線や会話から表現されるだんだんと心が近づく演技も派手さは無かったけど素敵だった。

ベッドシーンもただただ、美しい。いやらしさがまったく感じられず、なぜか美しいと思ってしまった。身体よりも心が通じ合ったように感じたシーンだった。

ラストシーンも説明はいらない、見つめ合う2人の視線がすべてを語っていました。とってもピュアなラブストーリー、私はジーンとしました。思ってたより良かった‼️