キャロルの作品情報・感想・評価 - 652ページ目

キャロル2015年製作の映画)

Carol

上映日:2016年02月11日

製作国:

上映時間:118分

3.8

あらすじ

「キャロル」に投稿された感想・評価

YACCO

YACCOの感想・評価

3.5
主役の2人(と、呼ぶべきか)だけが、ただただ美しい。(特に、ケイト・ブランシェットのなかには、フェロモンボックスみたいなものがあって、自由自在に時と場合に応じたフェロモンを出せるようになっているかのようだった)
でも、多分恋に"落ちた"人ってこんな風になってしまうもの。互いしか目に入らず、誰よりも輝いてみえる。最初にテレーズがキャロルを見つけた時のように、何故か沢山の人のなかからあの人を見つけてしまう。そして、その人から目が離せない。

悲しいかな、そんな恋はいささか厄介な場合が多かったりする。
そして、この2人の場合も女性同士であり、また1人は結婚して子供がいるのだ。そんな2人の愛を美しく描ききった映画だったように思う。

ただ、テレーズがキャロルに惹かれていくうちに、性別を超えてまで彼女を求めるまでの、心の葛藤がさらりとし過ぎていたような気がする。

敢えてそこは深く掘り下げず、人が人に惹かれていくさまから、人が思い合うことに性別は関係はないのだというメッセージを含ませているのか。そんな、疑問が残った。
yumiren

yumirenの感想・評価

3.5
ケイトブランシェットの美しさとルーニーマーラのかわいさがどちらも素晴らしかった。生活にどこか孤独を感じていた2人が出逢い、惹かれ合う様子がゆっくりと丁寧に描かれている作品。けれど、裕福だけれど満たされないキャロルが、純粋な少女テレーズを愛することでその心の隙間を埋めているようでもあり、どんどん流されていくテレーズを見ていると少し怖いような気もした。ベレー帽をかぶる姿も、大人っぽくなった姿もルーニーは本当にかわいかった。
かほ

かほの感想・評価

4.8
「美しい」という言葉がこんなに似合う作品にあったのは初めてだった。

あの時代の雰囲気、
艶やかに交わされる視線、
セリフは少なくとも、繊細に伝わってくる彼らの感情、
肩におかれた手に込められた想い、、、

ストーリー云々よりも、芸術作品として作り込まれている感じがした。

「私が私であることを否定しない」というキャロルの言葉が心に残った。
キャッチコピー
このうえもなく美しく、
このうえもなく不幸なひと、キャロル。
あなたが私を変えた。
2人が見つめ合っているあいだ、時が止まったみたいに彼女たちしかいなくて、綺麗だった。泣いてしまった。
まる

まるの感想・評価

4.0
表情やしぐさから微妙な感情まで表現されていた。魅了されました
fumi

fumiの感想・評価

3.8
うむー 冒頭から中盤までは面白すぎてたまらなかったのだけど。文語的で上品な言葉と、ちょっとした動き全て意味深でエロティックなケイトと、まさに天使の佇まいのルーニー。二人の異常な美しさ。
途中からぽかんとして置いてけぼりに。なかなか上品で劇的な感じではないんだよね。
うらこ

うらこの感想・評価

3.9
画の雰囲気に頼らず、主人公2人の細やかな感情の機微を表した演技がとても良かった。
hsm

hsmの感想・評価

3.3
余計な苦悩や葛藤はなく、一目見たときからただ好き。いつかその時が来たら二人は一緒になるから、今できる最善のこととして、私はあなたを解放する。ーThat's that. その通りね。
1950年代のニューヨークを舞台に、偶然の出会いから始まる女性同士の恋愛を美しく描いた本作。
同性愛の話と聞いていたから、時代も時代だし、割と重たい系なのかと思っていたけど全然そんなことはない。とてもピュアなラブストーリー。

キャロルとテレーズの2人の世界を、鮮やかな色彩の中にどこまでも美しく描いた反面、それ以外は逆に陳腐で、取るに足りない色褪せた世界に描いていたように思えた。個人的にはそこらへんのコントラストが絶妙に感じました。

そして何よりも特筆すべきは主演2人の好演でしょう。特にケイト=ブランシェットは圧巻としか言いようがない。長尺や台詞の無いカットが多い中、細かい感情の機微を見事なまでに表現している。

また、いわゆる濡れ場シーンでも決してヌードを見せない事で知られる彼女は、本作でも明らかに画的におかしい(ルーニーマーラは当然脱いでる)状況になっても一向に脱がない。「おい、役者だろ!そこは脱いどけよ!」と言う人もいるかもしれないけど、余りにもそれ以外の芝居のパフォーマンスが高すぎて、もはや女優としての気高さというか、強さというか、そういう揺るがないものに対する畏怖の念すら覚えてしまった。

全体通じて、面白いとか感動したとか、そういったレイヤーとはどこか違う、何か芸術を見たような、そんな不思議な感覚を覚えた作品でした。