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ストックホルムでワルツをのbroccoliのレビュー・感想・評価

ストックホルムでワルツを(2013年製作の映画)
3.6
そうか!邦題の「~でワルツを」ってビル・エヴァンスの「ワルツ・フォー・デビー」からなのか、と観終わって納得。
私の大好きなジャズの名曲。

主人公はそれを歌った北欧のジャズシンガー、モニカ・ゼタールンド。
自己中心的で、他人を踏みにじってばかりいるモニカに共感はできないが、やっぱりアーティストかくあるべきと言うか、これぐらいの自己主張と葛藤のはざまで苦悩しながら才能を開花させるのだろう。

ジャズマン(ウーマンか)の宿命ともいうべき酒に溺れる悲劇。
栄光と孤独は表裏一体なのかなぁ…なんて。
でも最後に彼女を救ってくれたのは、地味だけど変わらず想い続けてくれた優しい男だった。うらやましい…

エヴァンスと共演し、確執のあった父親にやっと認めてもらえた電話のシーンでは、思わず自分と重ね合わせて涙してしまった。
ジャズの名曲がふんだんに流れるので、ジャズに興味のある人にオススメの映画。
北欧のオシャレ感もたっぷり詰まってます。