渡辺護 × 井川耕一郎
ポルノと作家性のギリギリの邂逅
ガマン汁的なドーパミンの分泌が
超絶もどかしく抑制されてる…
最近 下ネタで結構 顰蹙買ってる
…はずなのに 止めれぬ中年の性
なんだろか なんて言ったらいいか
この作品を つまんないと思うのも正解
意外にストーリーあるよってのも正解
丁度いいエロい顔立ちの濡れ場で
あーっ とモヤモヤムラムラすんのも正解
キッチー女のヤバみに 途中離脱は不正解
いわば 憎しみという名の愛なんだと思う
自分を愛せてないから 愛し方もわからず
自己愛を相手に向けず 嫌悪を撒き散らし
それでも 消え去れない存在の無意味さ
妻を亡くした父の喪失 そして愛を
処女という自分の純潔の喪失での
疑似体験で確かめるような 未成年の自棄
どこがよかったのかわからんけど
憧れのオトコを奪うことで 何が埋まるのか
このエキセントリックな臨床実験は
なんとも言えぬ 罪深い興味をそそるんだな
一昔前の白楽駅と駒込の芥川チョコレートの看板が
すんごい懐かしかったなぁ
