しゃにむ

キングスマンのしゃにむのレビュー・感想・評価

キングスマン(2015年製作の映画)
5.0
「Manners Maketh Man」

今年一番のオドロキ&トキメキ体験。
ボンド…浮気してゴメンよ。今年はキングスマンに添い遂げることにしました(゚∀゚)

おや…まだ観てない…?
そいつは激おコリンファースです。もうキレッキレです。JB(ジェイソン・ボーン)ではなくNB(ノウミソ・ボーン)ですからね‼︎

あらすじ↓
英国高級テーラー「キングスマン」の裏の顔は世界を股にかける秘密諜報部だった。

一度レビューしているのでいっそうスマートなレビューにトライしてみます。

・座右の銘は3つのM
→もちろんです。紳士ですから(キリッ)

・頭が吹っ飛ぶ面白さ
→2015年はやたら目玉が飛び出る傑作揃いで眼鏡が無ければお先真っ暗な危機を度々迎えましたが、頭が吹っ飛ぶ面白さに直面したのは今作の劇場体験ただ一回きりでした。まさか本当に頭が吹っ飛ぶとは…笑 ラストの連続打ち上げ花火のくだりは拍手喝采です。頭からっぽの方が夢詰め込めますが雨の日とか水が頭に溜まって困りそうですね(゚o゚;;

・スパイ・オブ・キング
→大作・名作ラッシュの最中でも何者にも屈することなく堂々とその威風を漂わせるキングスマン…恐れを無視して言わせてもらえば今年一番の傑作だと思います。スパイ豊作の年…007,M:I:P,U.N.C.L.E…死のスパイ年間だろうとぼくはキングスマンに栄光の地位を捧げたい。キングの地位を捧げたいです。

「スーツは新時代の鎧」
→ アメリカ中心の世界の中でかつての世界の王たるイギリスの肩身は狭い。かつての栄光はもはや遺物。そんな中で英国精神を現代に蘇らせたのがキングスマンです。新時代の鎧でピシッとキメて新時代の騎士たる堂々とした振る舞いで魅せます。キングスマンは英国精神のシンボルだと思います。誇らしくて、憧れる、そんな存在です。コリンファースは英国魂が生きている英国人です。

「生まれの貧しさで人生は決まらない」
→ かつてのキングスマンは貴族階級だけで構成されていましたが、社会情勢の変化に合わせて試験で公平にメンバーを選びます。身分制度・封建制がガッチガチに根づいているイメージの英国では思い切った試み。新時代に乗り遅れまいとする若い精神の賜物。平民も貴族と肩を並べるチャンスがあります。紳士になるためには学ぶことです。マナーと正しいマティーニの作り方は必須ですぞ。

・ファニー・ファンキー・ヴァレンタイン
→ 魅力的なスパイには魅力的な敵役。サミュエル・L・ジャクソンが演じるファンキーでファニーでクレージーな大富豪リッチモンド・ヴァレンタインはジャケットに帽子とか不釣り合いに着こなし、残虐なトンデモ陰謀に着手するクセに血を見るのは大嫌い、来賓にはディナーとしてマクドナルドを振る舞う…など変に愛嬌のあるキャラ。しかし腹の中はおぞましいモノが潜んでいます。

「むかしの007は良かった 」
「現実離れしていて 」
「敵役が個性的でね 」
「大人になるのは残酷だよ 」

ハリー(コリンファース)と間抜けなマクドナルドディナーを共にした際の何気ない会話に背筋がゾクゾクする含みがあります。腹の探り合いです。そしてなぜ彼がそんな思想を抱くようになったのか…謎は深まる。ヴァレンタインはいい敵キャラです(変な表現だ)


スカッとするだけでなく胸アツです。紳士的に熱狂するにはサイコーの映画でしょう。最後に3つのMを贈りましょう。

Movies Maketh Man.