ゆきの

キングスマンのゆきののレビュー・感想・評価

キングスマン(2015年製作の映画)
4.5
「キックアス」に続け!新たなジェトルヒーロー!!

コリンファースってお堅そうに見えてチャーミングな役がとてもお似合いで
今回はビシッとキメたスーツと一歩間違えたらダサい大きなメガネをかけて、サクッと仕事をこなす。

いつだって何が起きても紳士である事

それがキングスマン!なんとかっこよい!

内容に踏み込めば、
・スパイ組織「キングスマン」の一員であった1人が殺され、その穴を埋めるための新入生テストが行われる
・その中でハリー(コリンファース)はかつての命の恩人の息子、エグジーを推薦
・同時にインディペンデント社を率いる、バレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)はSIMカードを使って新たな世界を作り出す悪事を実行しようとしていた…

ハリーはエグジーに「紳士は出生の環境に関係なく、マナーによって作られる」事を強調する。
結果として、選民思想主義や差別主義者の上流階級者たちは自分の生まれ持った環境に満足し、バレンタインに唆されて紳士・淑女とは程遠いレベルの人間になってしまう、というか元々そうだろう笑
イギリスはナイトの称号だの色々階級が厳しく人生の選択肢も限られてくる訳で、
それでも貧しさの中でも「善い心」を持つ事、「思いやる心」があればそれは立派な紳士になれる、という皮肉っぽいメッセージがとてもよかった。
そしてこの皮肉大爆発なのがラストです

キックアスでも、ヒットガールがズバズバ殺すシーンが大好きな人がこの作品もベタ褒めしてるんだろうと(私もその1人ですが笑)
ハリーが教会の中で大虐殺する超クールロングショット、
ラストの威風堂々花火大会
もう不謹慎すぎて大爆笑沸き起こります。


あと私がグッときたのがちょっと古臭いスパイグッズ♡
小学生の頃に「スパイキッズ」シリーズや「エージェント・コーディ」などワクワクするような小物にときめいていたのがブワッと蘇ってきました。あんなの揃ってたら欲しくなっちゃうよね〜〜。
次回作も期待です。
ゆきの

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