監督が楽しいスパイ映画を、と撮ったとのことでなるほど確かに。
最近のスパイ映画はシリアスで、昔の現実離れしたものなら観るよ、というコリン・ファース演じるハリーのセリフからもコンセプトが明確で、その点かなり気持ちいい仕上がり。
マシュー・ヴォーン監督ならレイヤーケーキがぶっちぎりで好きな自分としては若干冷めてしまう展開や演出もありながらも、スタイリッシュでポップで躍動感たっぷりに仕立てられた世界観には「ここでしか見れない」を掻き立てられるようですごい映画だと思いました。
サミュエル・L・ジャクソンの衣装がどのシーンでもオシャレで、なんかそれ目当てでもまた観てしまいそう。
