三流

キングスマンの三流のレビュー・感想・評価

キングスマン(2015年製作の映画)
4.3
やや飽和状態気味のスパイ映画界に、新風を巻き起こしてくれた英国製スパイ映画でしたね。
マシュー・ヴォーン監督らしさ全快の作風に好みは分かれそうですが、私は大いに楽しめましたよ、悪ノリが過ぎたところはありましたが、ちょっぴりビターな味わいと言い、痛快なアクションシーンと言い、何かとインパクトは大きい作品で、大ヒットも納得の内容でした。
英国映画らしい、階級社会を強烈に皮肉った作風もとても印象深かったです、だからこそ痛快なところもありましたよね。

しかしコリン・ファースのアクションって、何か妙に新鮮だったなぁ。
あまりそう言うイメージが無かっただけに、キレキレのアクションには大興奮!
これでもかと登場するスパイアイテムも、見ていて本当に楽しかったです。
それにしても、教会での一幕にはビックリでした、全く持って見ている側も油断できないスパイ映画でしたね。
そんなコリンが演じたハリーとタロン・エガートンが演じたエグジーの師弟映画的な部分でも結構楽しめましたね、英国の階級社会に風穴を開ける新生スパイの誕生物語、意外性も込みで見応えたっぷり、満足できました。
マーク・ストロングも地味にいい味出してたなぁ~。

それから悪役のインパクトも大きい映画でしたね。
サミュエル・L・ジャクソンはもう完全に楽しんで演じてましたけど、それ以上に印象深かったのは部下のソフィア・ブテラ、両足の義足が凶器となっている殺人マシーンのキレッキレなアクションには敵ながら思わず魅了されてしまいました。
胸糞悪くなるような残酷描写もありつつの英国製痛快スパイアクション映画でしたけど、私的には好みの内容で十分満足できましたよ。
そう言えばちょっとだけマーク・ハミルも出てましたね。
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