ひろゆき

キングスマンのひろゆきのレビュー・感想・評価

キングスマン(2015年製作の映画)
4.4
(銀幕短評 #98、99)
「キングスマン」
2015年、イギリス。2時間9分。
総合評価 84点
「キングスマン : ゴールデン・サークル」
2017年、イギリス。2時間21分、公開中。
総合評価 92点。

久しぶりの痛快スパイアクション。公開中の今作“GC”を観るために、Amazon社に199円を払って前作を観た(これは必見だ)。

このシリーズは、観者の好みと評価が かなり割れると思うけれど、繊細なわたしのツボにはジャストフィットである。

スパイ映画といえば、007シリーズやミッション:インポシブル シリーズ(あとチャーリーズ・エンジェルも好き)が伝統的な正統派、王道だとするなら、こちらはかなりの暴れん坊だ。オースティン・パワーズほどチャラけた脱力系に振れてはいないが、存分に遊んでいる。

はじめは面食らうが、なんだかんだと とてもバランス良く仕上がっている。いちおう正統スパイ映画の体裁はとっており、しっかりしたプロット(悪者たちの動機に それなりの説得力もある)、アクションや秘密兵器など、映画全編がドライブ感 グルーヴ感に満ちている。

かと思うと、ギャグ、パロディ、名作へのオマージュが満載の ゆるいコメディ映画でもある。アメリカ、中国や諸外国を徹底的に茶化す、いまどき英国至上主義のスタンスをとっているところも笑える。

シーンによっては、荒唐無稽、暴力的、不謹慎、悪趣味、下劣などのそしりは免れないが、ドラマのベースとなる正義、理想、倫理、紳士的の色彩も強く、全体のスペクトルが うまく綺麗な虹を作っているといえる。

気に入らないシーンに出くわしたひとは?
ぎゅっと強く目を閉じればいい。