皿鉢小鉢てんりしんり

ポルノ時代劇 忘八武士道の皿鉢小鉢てんりしんりのレビュー・感想・評価

ポルノ時代劇 忘八武士道(1973年製作の映画)
3.8
明日死能って名前からして最高。
オープニングがめちゃくちゃカッコいい。橋の上でのチャンバラ、刀がぶつかるたびにクレジットが出て、切断した人体から吹き出した血がタイトルロゴになる。これから何を見せてやろうとしてるかが一目瞭然。
スローモーションでテキトーに誤魔化したアクションとか、別段に質が高いわけでもないのだけど、エログロでアングラな見せ物を見せてやるぜってところが一貫しているのでなんの問題もない。まあお話の面白さでは『徳川いれずみ師 責め地獄』よりはちょっと劣るかな。
悪の親分が、吉原の状況やら何やらを全部ナレーションで説明してくれるんだけど、その辺の設定はさっさと済ませようって割り切り方も良い。
最後は檻に入れられてしまうが、あそこで梅毒病みで顔の完全に崩れた女に顔をべろべろ舐められるというギャグが最低すぎてかなり笑った。