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ポルノ時代劇 忘八武士道のbrianのネタバレレビュー・内容・結末

ポルノ時代劇 忘八武士道(1973年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

表題にポルノが付くのでエロチシズム満載である。全編に渡って女性の全裸が映し出されている。その肉付き方は現代的で細身の女性が登場していなかった。石井監督のサービス精神が溢れていると言っておこう。
その代わり人間の醜い欲望がリアルに描かれていた。女性を金で買い遊ぶ男たち。終いには薬物で心も体もボロボロになる。江戸時代の話だけでないことは承知の通り。
明日死能役の丹波哲郎はインパクトのあるロン毛で喜怒哀楽を失った武士を怪演。立ち回りに派手さはないものの堅実な殺陣が印象的。捕り物や大勢が入り乱れての乱闘シーンでは館内が静まり返った。 
主人公の脇を固める引き立て役の伊吹吾郎や遠藤太津朗の強面でアクの強い存在を忘れてはいけない。
アンヌ隊員ことひし美ゆり子のヌードがこの上なく美しい。大胆な演技につい見惚れてしまう。美しい。


「ポルノ時代劇 忘八武士道」オープニングクレジット⚔️
https://youtu.be/2OEGQVLGqxw
首が飛んだり血飛沫が飛んだりのチープさが面白い。京都東映のスタッフたちの技が光る✨
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