「あんたの息子の最大の過ちはこの俺に教えたことだ。あんたが父親だとな」
タランティーノの8作品目であり8人の主要キャストで行われるヘイトフル・エイト。タランティーノの作品ってバイオレンス描写スゴくて正にアナーキーですよね!本作はそのレベルがめちゃくちゃ高い。つまり、最高ってコトだよ!!
レザボア・ドッグスのようなミステリー要素、ジャンゴのような西部劇要素。このふたつの合体進化版とも言える。タランティーノならではの無駄な会話劇は健在。俺は彼の作る会話が何よりも大好きだからめっちゃ楽しめた!!
猛吹雪によって足止めを食らったマーキス・ウォーレンたち。辿り着いたミニーの紳士服飾店で、共に過ごすことになった嘘をついている訳ありの8人。密室の中で起こった殺人をきっかけに、それぞれの嘘と思惑が明らかになっていく…。
イングロリアス・バスターズのあのセリフも!
「A bastard's work is never done.」
マージで面白すぎた。犯人が誰かもそうだけど、次に何が起こるのかのワクワクもえぐかった。予測不能の展開が繰り広げられる。サミュエル・L・ジャクソンの名演。
壊れたドアやビーンズ、不在のミニー達などの要素が後半に繋がっていくのも素晴らしい。
「神を信じてやがんのか?じきに会わせてやるぜ。」
毒入りコーヒーを飲んで口から血を吹き出したり、顔面やタマを銃でぶっぱなすのとかグロくて最高!バイオレンス描写がたまらん。悪なんて全員ぶち殺さないとダメだよね!マジでタランティーノらしさ全開だったな〜。容赦ない描写こそ至高。これが観たいんだよ、これでいいんだよッ!!やり過ぎくらいがちょうどいい。
「どうだ?待ち伏せ去勢執行人!」
感動(?)っぽい再会からの死亡の落差よ笑
黒人と白人の対立や友情。にしても、終わり方も素晴らしかった。。そして誰もいなくなった